素人落語紹介!!第8幕『千早振る』
いま!落語が熱い!
それは笑いを取るのが難しい現代。
会話で成立するsnsにも似たテンポ。
登場人物のみが存在する世界・・・
そう、それが
『落語』
今の生活に言葉の彩りを与えてみませんか?
ところで、知らないのに答えてしまうことありませんか?
そう、知ったかぶり・・・。
私のブログとか。
さて、本日の彩りを与えてくれる落語は、
『千早振る』
この話は下の文章を読むよりまず動画を見た方が良いかもと言うくらいわかりやすい内容ですね。
ただ、個人的にサゲ(オチ)がなんか釈然としません。誰かヘルプミー。
まぁ私はブログ書くのも初心者。落語は聞いていたけど解説とか知らない素人。
まだまだ修行が足りませんね。
でも落語は楽しめるんですよ。
それでは、よろしくどうぞご贔屓のほどお願いいたします。
なんでも知ってる御隠居と、とぼけている八っあんの会話。
それではあらすじを見てみましょう。
八っあんは家で、娘に百人一首の歌の意味を聞かれます。
その意味を知るために御隠居のところへやってきます。
それは
在原業平の『千早振る神代もきかず竜田川からくれないに水くぐるとは』
という歌。
御隠居は意味の説明を
『千早振るというから神代もきかずときて、竜田川となる。そしてからくれないといえば、しぜんに水くぐるとはとなるだろう』
と歌の文句を切れ切れにいっただけの説明を行う。
こんな説明では騙されない。
そこで御隠居は考えた。
竜田川は川の名前と思っているだろう?実は相撲取りの名前だと。
江戸時代に神信心から5年も女を断ち活躍して大関にまで出世した。
ある日のこと吉原へ夜桜見物へ出向き、そこで全盛の花魁の千早太夫に一目惚れをしてしまう。
聞くと太夫は金を山と積めばどうにでもなると贔屓すじに言われ、通い詰めるがふられてしまう。それならと妹太夫の神代に声をかけるが、こちらも振られてしまう。
振られ続けた竜田川は故郷の商売の豆腐屋を継ぎ、一生懸命親孝行をする。
3年が経った頃、女乞食が店前にやってきて、2、3日、何も口にしておりませんので、お店さきの卯の花を少しばかりいただけないか?と言ってきた。
そこは情が深い竜田川。こんなもので良かったならなんぼでもおあがりなさい、とオカラを差し出す。
ふと女乞食の顔を見ると、なんと千早太夫のなれの果て。
それをみた竜田川は烈火の如く怒った。
逃げようとする女乞食の胸をドーンとつく。
すると立ち上がった女乞食は前非を悔いたか井戸の中に身を投じて息絶えた。
つまり、一目惚れをした千早が竜田川を振った後、妹女郎だった神代に話をつけようとしたが、いうことを聞かなかったから、神代も聞かず竜田川となる。
3年後に女乞食に落ちぶれた千早が竜田川の豆腐屋の店先に立って卯の花をくれ、つまりオカラをくれと言ったけど竜田川はやらなかった。
だから、からくれない(おからくれない)となるという話だよと説明する。
八っあんは『なるほど、からくれないなんぞは気がつかなかった。で、そのあとは?』
御隠居『井戸へどぶーんと飛び込めば、水くぐるだろ?』
八っあん『それじゃあ、最後の”とは”のわけは?』
御隠居『お前さんも勘定高い男だな。”とは”なんて半端くらい負けときなよ』
八っあん『いいえ、まかりません。なんなんです?その”とは”ってえのは?』
御隠居『その”とは”っていうのはな・・・あとでよく調べてみたら千早の本名だった』
今回も参考にしました本の紹介です。
こういう話って現代でもほんと多いですよね。
そして落語っぽいと言いますか、面白さが出ていると思います。
何でも知っているという設定の上司・・・いや、御隠居。
何も知らないで聞きに来たのに、鋭いツッコミをいれる八っつあん。
この二人のやりとり、受け答え・・・こういうところが面白いと思いますね。
落語って会話ですから、目の前に想像して頭の中で登場人物が勝手に歩き回る・・・そういう話に出会うと楽しめますね。
それでは動画を見てみます。
今回は
検索一番上に出ました!
粗忽者*1ネタといえば私の中では小さん師匠。
他のひとはどういうつもりか知りませんがね。
いやぁほんと淡々と面白い話をテンポよく話しますね。
これは文章読むより、先に動画紹介の方が良かったかも。
というか、文章みない方がいいかも・・・。
人の使い分けと言いますか、この動画は動画なのに動きませんが、目の前の人が二人いて話している錯覚に陥ります。
これは観て欲しいと本当に思いました。
小さん師匠ありがとうございました。
是非見て欲しいですね。
*1:そそっかしいひと